2013年6月17日月曜日

「色温度について」の続き

ディスプレイの色温度によって写真の色味が変わることまで書いた。

しかし、写真の色味が変わって見えるのはディスプレイの色温度だけではない。

ディスプレイの白が何色に見えるかは、ディスプレイを照らす照明にもよる。


部屋の照明が白熱灯であれば画面はオレンジっぽく見え、白色であれば白に見える。

ディスプレイ自体が発光するデバイスのため、真っ暗でも良いわけだが、今度は明るさを上げないと色が暗く見えるようになる。

そのため、色温度にこだわる場合、編集用のディスプレイをおく部屋の照明を高演色の蛍光灯にすると良い。


印刷を行う場合は、プリンターにも色温度の設定がある。

通常のプリンターはディスプレイより色温度が低いため、ディスプレイの出力と比較した場合少し黄味がかる。

これを防ぐためにはディスプレイの色温度を落とすか、プリンターの色温度をあげるかのどちらかになる。

ただし、印刷所に出した印刷などでも色味が変わるなどあり、どこを基準とするのかが最終出力先により曖昧なため、最後に出力する直前に変換をかけるなどして調節するのが良いように思う。



いずれにせよ、一枚の写真の中でも場所によって変わり得るものであり、見る人の環境によっても左右されるものであり、自分の使っている環境で綺麗に見えるのであれば、あまり気にする必要はない気がする。

こだわり始めるとお金のかかる場所でもあるため、ここにこだわるくらいなら、一枚でも多くの写真を取り、見て楽しんだ方が得策じゃないかと、自分は思います。

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